本記事ではロボット掃除機シェア世界2位を誇る、エコバックス社のDEEBOTシリーズについて、様々な観点で比較を行っていきます。DEEBOTを検討しているが機種が多く悩んでいるという方は本記事を見ることで、マッチしたモデルを探すことができるかと思います。
DEEBOTのおすすめ
ロボット掃除機DEEBOTとは
DEEBOTは中国企業エコバックスが提供するハイスペックなロボット掃除機です。エコバックスは、20年以上にわたりロボット掃除機を研究・開発してきたロボットメーカーで、世界シェア2位を誇るトップクラスの実績を誇っています。
エコバックスが提供するDEEBOTはロボット掃除機においても最新テクノロジーを駆使したハイスペックな機能が特徴です。
DEEBOTは、ロボット掃除機の定番iRobot社のルンバと比較しても少し低価格で提供されている点で選ばれることも多いブランドとなっています。
DEEBOTのレビュー記事はこちら
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常に新しい製品がリリースされる家電ジャンルですが、中でも先端のAI技術を駆使して進化が著しいのがロボット掃除機です。AIロボット掃除機の中で世界シェア2位を誇るECOVACS(エコバックス)の最上位モデルDEEBOT X1 OMNIを本記事[…]
DEEBOT価格比較一覧表
最初にDEEBOTの基本的なモデルと価格についておさらいをします。記事執筆時点(2023年6月時点)の最新機種はDEEBOT T20 OMNIで税込179,800円となります。シリーズとしては、N10シリーズ、X1シリーズ、T10シリーズが最新ラインナップとなっています。最新機種にこだわりたい方は、N10シリーズ、X1シリーズ、T10シリーズ以降をチェックすると間違いがないでしょう。
発売年度 | 機種 | 公式価格(税込) |
2023年 | X2 OMNI | ¥239,800 |
T20 OMNI | ¥179,800 | |
N10 PLUS | ¥89,800 | |
N10 | ¥59,800 | |
2022年 | X1 OMNI | ¥148,000 |
X1 TURBO | ¥144,800 | |
X1 PLUS | ¥118,000 | |
T10 OMNI | ¥149,800 | |
T10 PLUS | ¥99,800 | |
T10 | ¥79,800 | |
2021年 | T9 PLUS | ¥129,800 |
N8 PRO PLUS | ¥85,000 | |
N8 PLUS | ¥74,800 |
続いてはいくつかの観点でDEEBOTの選び方を見ていきましょう。
選び方 – 吸引力重視
ロボット掃除機における重要な要素は吸引力です。吸引力を示す単位として「Pa(パスカル)」という指標があります。Pa(パスカル)は「掃除機が対象物を浮き上がらせる力」のことで、一般的にこの数値が高いほど、床のゴミを浮き上がらせる力が大きくなる、つまり吸引パワーが強いと言えます。
メモ
- Pa(パスカル)の数値が高いほど吸引力が強い
DEEBOTの各モデルの吸引力はどうなっているでしょうか。吸引力の比較一覧は以下の通りです。最新モデルであるDEEBOT X2 OMNI が8,000Paで最も吸引力が高いことがわかります。次点で、DEEBOT T20 OMNI の6,000Paとなっています。
吸引力 | モデル |
8,000Pa | DEEBOT X2 OMNI |
6,000Pa | DEEBOT T20 OMNI |
5,000Pa | DEEBOT T10 OMNI DEEBOT X1 OMNI DEEBOT X1 PLUS DEEBOT X1 TURBO |
4,300Pa | DEEBOT N10 |
3,000Pa | DEEBOT T10 PLUS DEEBOT T10 DEEBOT T9+ DEEBOT T9 |
2,600Pa | DEEBOT N8 PRO+ DEEBOT N8 PRO |
吸引力で選ぶなら – DEEBOT X2 OMNI
選び方 – インテリジェンス機能
DEEBOTには、高精度なマッピング機能や障害物検知システムをはじめとする各種インテリジェンス機能が搭載されています。AIVI 3Dと呼ばれる障害物検知・回避システムに加え、TrueMapping 2.0 と呼ばれるマッピングシステムが搭載されています。
カメラによる映像やレーザー照射による距離把握、D-ToF技術などを使って、正確なマッピングを作ります。ロボット掃除機の効率を図るうえでマッピング精度は非常に重要になります。
また、障害物回避機能とは、床に落ちているゴミ以外の障害物を自動判別して避けながら清掃をする機能です。こどものおもちゃ、ペットの糞など誤って吸い込むと故障や機材トラブルにつながる恐れがあるため、障害物回避機能は重要といえるでしょう。
マッピング | 障害物回避 | モデル |
Dual-laser Lidar |
あり | DEEBIT X2 OMNI |
TrueMapping™2.0 | あり | DEEBOT T20 OMNI DEEBOT T10 OMNI DEEBOT X1 OMNI DEEBOT X1 PLUS DEEBOT X1 TURBO DEEBOT T10 PLUS DEEBOT T10 DEEBOT T9+ DEEBOT T9 |
TrueMapping™ | あり | DEEBOT N8 PRO DEEBOT N8 PRO+ DEEBOT OZMO T8+ |
TrueMapping™ | なし | DEEBOT N1+ DEEBOT N10 DEEBOT N8+ |
高性能レーザー | なし | DEEBOT N7 DEEBOT OZMO950 |
マッピング精度などのインテリジェンス機能でDEEBOTを選ぶなら、【T9以降のシリーズ】【X1 シリーズ】となります。基本的に最新機種であればほぼ遜色なく付いているといえるでしょう。
インテリジェンス機能で選ぶなら – T9以降のシリーズ、Xシリーズ
選び方 – 自動収集機能(お手入れの手軽さ)
繰り返し使うロボット掃除機ではゴミの吸引やモップ掃除などお手入れの手間を考慮する必要があります。DEEBOTの特徴はこれらを全自動でできる機能が搭載されている点です。モデルを検討する際、お手入れの観点では、【自動ゴミ収集機能】【自動モップ洗浄機能】が搭載されているかどうかを確認しましょう。
自動ゴミ収集機能が搭載されていると、ステーション内部で最大60日分のゴミをためておけるため、ゴミ捨ての手間がぐっと減ります。また、自動モップ洗浄機能では、モップの洗浄・乾燥を毎回自動でおこなってくれるので手間がかからない点はもちろんのこと、嫌なにおいを防ぎ常に掃除機を衛生に保ってくれます。
自動ゴミ収集 | 自動洗浄 | モデル |
⚪️ | ◎(温水) | DEEBOT X2 OMNI |
⚪️ | ⚪️ | DEEBOT T20 OMNI DEEBOT T10 OMNI DEEBOT X1 OMNI |
⚪️ | – | DEEBOT X1 PLUS DEEBOT T9 PLUS DEEBOT N8 PRO PLUS |
– | – | DEEBOT T10 DEEBOT T9 DEEBOT N10 DEEBOT N8 PRO DEEBOT N7 |
お手入れの手軽さで選ぶなら – T20 OMNIとX2 OMNI
選び方 – 価格
ロボット掃除機は非常に高価な家電であるのでどのような価格のモデルを選ぶかは非常に重要になります。DEEBOTでは15万円以上の最高価格帯、10万円〜15万円のスタンダードな価格帯、10万円未満の低価格帯で分類できます。ボリュームゾーンは10万円〜15万円の価格帯となります。最も高価格なのはDEEBOT X2 OMNIで239,800円となります。
価格帯 | 機種 | 公式価格(税込) |
最高価格帯 15万円〜 |
X2 OMNI | ¥239,800 |
T20 OMNI | ¥179,800 | |
高価格帯 10万円〜15万円 | X1 OMNI | ¥148,000 |
X1 TURBO | ¥144,800 | |
T10 OMNI | ¥149,800 | |
T10 PLUS | ¥139,800 | |
T9 PLUS | ¥129,800 | |
T10 | ¥109,800 | |
低価格帯 10万円未満 | N10 PLUS | ¥89,800 |
N8 PRO PLUS | ¥85,000 | |
N8 PLUS | ¥74,800 | |
N10 | ¥59,800 |
最も高価なのは【X2 OMNI】で、最も安価なのは【N10】となります。
最も高価なモデルなら – 最新型の DEEBOT X2 OMNI
最も安価なモデルなら – Nシリーズ
DEEBOT各シリーズの評判・口コミを調査
続いて、DEEBOT各製品の評判・口コミをインターネットアンケートで調査しました。
40代 / 女性 / パート /
DEEBOT N8 Plus
購入きっかけは前のルンバが使用2,3年で壊れてしまった為、他社のもので、水拭きができるものを探していたところ、Amazonのセールで安く購入できることを知り、勢いで購入しました。満足できるところは、何度も同じところを通らないので、短時間で掃除が終わること。ホームに戻るとゴミを集めてくれるので、そこの部分のお手入れが楽なこと。水拭き機能がついてこのお値段で済んだこと。不満足は、拭き掃除は毎回付属の布巾みたいなものを取り外して洗わないといけないこと。あとルンバに比べ操作が難しいことです。
50代 / 男性 / 会社員
DEEBOT N10 Plus
ロボット掃除機なので吸引力が重要ですが、バッチリでした。普通に髪の毛やツメや乾いた米粒からホコリの塊までバッチリ吸い込んでくれます。また、音も静かでした。
40代 / 女性 / パート
DEEBOT N10 Plus
狭い家に住んでいるのでこのぐらいの安い金額でまずは始めてみた。手入れもしやすいですし、小さい家ならこれで十分。
30代 / 男性 / 会社員
DEEBOT N10
基本的に外出時に使用しているので、動いている場面はあまり見ないが、綺麗に隅々まで掃除できていると感じる。エラーなどで途中で止まっている様子もなく、マッピングや障害物等もちゃんと認識している。
40代 / 女性 / 主婦
DEEBOT OZMO 900
購入してから4年ほど経ちますが、今でも元気にお掃除してくれています。キレイに水拭きまでしてくれるので、床がツルツルで素足で生活しています。とても気持ちがいいです。お掃除の時間の予約も1日に複数回できるので、1日に4回くらい掃除してもらっています。ステーションもコンパクトで、置き場所に困らないので、テーブル下の見えにくい場所に設置しています。
20代 / 男性 / 会社員
DEEBOT T20 OMNI
満足している点は、自動で床を掃除してくれるため、私の時間を節約できることです。また、スマートフォンアプリを通じて遠隔操作が可能で、外出中でも掃除を始めることができるのが便利です。一方で、不満足な点は、部屋のレイアウトによっては障害物を回避しきれないことがあるため、手動で動かす必要がある場面があることです。また、細かい隙間や角の掃除が苦手なこともあります。
全体的に考えると、DEEBOTロボット掃除機は忙しい日々において大きな助けとなっており、掃除の手間を軽減してくれるありがたい存在です。
DEEBOTシリーズのおすすめ
今までは様々な角度から選び方を紹介しました。最後に、各論点を総合したうえでおすすめのDEEBOTシリーズを紹介します。
最新型のスクエア形状モデルなら – DEEBOT X2 OMNI
最先端テクノロジーが詰まった最新型のDEEBOTに興味がある場合は2023年秋に発売したばかりのDEEBOT X2 OMNIがおすすめです。部屋の角にも効果的なスクエア形状のデザインで徹底的に掃除が可能です。また、DEEBOT史上最高を誇る8,000Paの吸引力でホコリ残しを防止します。もちろん、障害物回避技術やマッピング技術もラインナップ最高となっており、インテリジェントを兼ね備えた最高のロボット掃除機といえるでしょう。
新型ハイスペック重視の最高モデルなら – DEEBOT T20 OMNI
価格を気にせずに機能やクオリティを最優先にするなら最新機種DEEBOT T20 OMNIが最もおすすめといえるでしょう。最高価格帯モデルにふさわしいオールインワンの機能搭載となっています。
クオリティにこだわるスペック重視なら – DEEBOT X1 OMNI
DEEBOT X1 OMNIは、DEEBOTのベストセラーモデルとなります。T20 OMNIよりは価格は少しリーズナブルですが、搭載機能は同等です。T20 OMNIと比較した際の違いは吸引力になります。T20 OMNIが6,000Paに対して、X1 OMNIが5,000Paと少だけ劣りますが、ほぼ遜色がないと言って良いかと思います。吸引力以外では、マッピング機能や障害物回避機能などのインテリジェンス機能は最高レベルとなっており、自動ゴミ収集や自動モップ洗浄などの機能も搭載されているため、実態としてはT20 OMNIとほぼ遜色がないといえるでしょう。
コンパクトさで選ぶエントリーモデルなら – DEEBOT N8 PLUS
コンパクトかつリーズナブルに選ぶならDEEBOT N8 PLUSがおすすめです。本体サイズは最も小さいモデルとなります、あわせてステーションサイズも小さいため、コンパクトかつミニマムなモデルで選ぶ場合は最もおすすめです。
おわりに
本記事ではロボット掃除機においてトップクラスのシェアを誇るエコバックスDEEBOTの比較を行いました。様々な観点をふまえロボット掃除機選びの参考にしていただけますと幸いです。