何歳になっても「テレビゲーム」というのは魅力的なものですよね。しかし、これまでゲームに触れてこなかった人、初めて購入を考えている人もいると思います。そこでよくある疑問が、「どのゲーム機を買ったら良いのだろう?」というものです。ゲーム機は決して安くないため、最も悩みどころかもしれません。そこで本記事では、ゲーム機の選び方のコツと、現在主流となっているゲーム機を詳しく紹介していきます。初心者から経験者まで、ぜひ参考にしてみてください。
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おすすめのゲーム機
ゲーム機の選び方
まずはゲーム機を選ぶ時に考える要素を紹介します。
遊び方で選ぶ – 据え置き型
据え置き型と携帯型のどちらが良いのかを、メリット・デメリットを交えながら解説していきます。
据え置き型のメリット
- テレビなどの大画面で遊べる
- 画質や音質が非常に良い
- 有線を使えばラグなく通信プレイが可能
- 頑丈で外的衝撃から故障するリスクが少ない
据え置き型のデメリット
- ゲーム機によっては場所をとる
- 高いものだと50,000円以上する
- 故障した際の修理費などが高い
据え置き型の大きなメリットは、美麗なグラフィック・高音質なBGMを大画面で楽しめる点です。最新型の場合には、4Kや8Kに対応していることもあります。有線に繋げられるゲーム機も多いため、通信プレイもサクサクできるのも大きなメリットです。一方で、据え置き型はとにかく高価なものが多いです。日本で発売が開始されて9年近く経つPS4ですら30,000円することもあります。コントローラー1つでも5,000円するなど、周辺機器も高いです。また本体が年々巨大化しており、場所をとるのが嫌な人は気になる点でしょう。
据え置き型がおすすめの人
- コスパより画質や音質にこだわりたい人
- サクサクした通信プレイを楽しみたい人
- 長期的に遊びたいと考えている人
遊び方で選ぶ – 携帯型
続いて、携帯型ゲーム機についてです。
携帯型のメリット🔥
- どこにでも持ち運べる
- みんなで集まってゲームができる
- 比較的安価で購入できる
携帯型のデメリット🔥
- 充電切れなどで遊べなくなる
- 耐久性に難があるため管理は必須
- 画質や音質は据え置き型に劣る
携帯型最大のメリットは、何と言っても持ち運びが可能という点です。出勤や旅行などの移動中、ちょっとした待ち時間、旅行先のホテルなど、あらゆる場所でお気に入りのゲームを楽しめます。安価で購入できるのもおすすめポイントです。一方で、充電切れなどで遊べなくなるリスクもあります。画面がむき出しで外部からの衝撃に強くありませんので、しっかりと管理しないと故障してしまうリスクも高いです。機械の中にある基盤を少なくしないといけないため、画質や音質はやや劣ってしまいます。
携帯型がおすすめの人
- 移動中の暇つぶしアイテムが欲しい人
- テレビを余り使いたくない人
- ソフトなどでかさばりたくない人
誰と遊ぶかソフトの種類で選ぶ
誰と遊ぶのか、そしてどのソフトやジャンルで遊びたいかでも、選択すべきゲーム機は異なってきます。例えば、大乱闘スマッシュブラザーズで遊びたいのに、PS4やPS5を購入しても意味はありません。まずは、遊びたいソフトを見つけ、それに対応しているハードの購入を検討してみましょう。ただ、遊びたいソフトがイマイチ分からない方もいると思いますので、そういった方向けに世代別おすすめのゲーム機とジャンルを紹介していきます。
10代~20代
この世代に関しては、「携帯型」がおすすめです。外に出て遊ぶ時にも持ち運べるので便利です。ソフトのジャンルにおいては、オールジャンル楽しめる年代でもあります。
30代
30代になると、一人暮らしや自分の部屋にテレビがあるケースも多いでしょう。しかし、外に出る機会もまだまだ多いため、「据え置き型/携帯型」どちらともおすすめです。RPGやアクションなどをプレイするなら据え置き型、移動が多い人は携帯型がおすすめです。
40代
この世代になると、ゲームに対する情熱は少し落ち着くかもしれません。家庭を持っていることなどを考えると、家族でできる「据え置き型」がおすすめです。ジャンルも激しいものよりも、パーティーゲームやシミュレーションなどをおすすめします。
50代
50代は、ゲームをする機会がほとんどないかもしれません。しかし、孫と一緒に遊ぶ可能性などを考えると、やはり「据え置き型」が良いでしょう。ジャンルはパーティーゲームや、脳トレ、軽く身体を動かせるスポーツゲームなどをおすすめします。
主なゲーム機の価格をまとめて比較
では、現在のゲーム市場で活躍しているゲーム機の相場を比較してみましょう。本記事では、希望小売価格と中古の相場の2つから見ていきます。比較する際の条件は、以下の通りです。
- 現状購入できる最も安いモデル
- 容量も最も少ないものに限定
- 他のゲームとのコラボは除外
例えば、PS5はディスクでも遊べる通常版と、ダウンロード版でしか遊べないモデルがあります。この場合、ダウンロード版でしか遊べない安いモデルを比較対象として入れます。詳しいモデル内容については、各ゲーム機の解説部分で入れていますので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
【各ゲーム機の価格比較】
ゲーム機名 | 希望小売価格 | 中古の相場 | 全体的な評価 |
Nintendo Switch | 32,978円 | 25,000円~30,000円 | 新品と中古でそこまで差がない |
Play Station5 | 49,478円 | 40,000円~45,000円 | 気軽に購入できるようになったため、中古相場が落ち着いた |
Play Station4 | 29,980円 | 18,000円~22,000円 | 機器自体は古いため箱なしなどであれば15,000円以下もアリ |
Xbox SrieseX | 59,978円 | 50,000円~55,000円 | 新品も中古も非常に高い |
Nintendo Switch Lite | 21,978円 | 14,000円~17,000円 | 需要が少し落ちてきたため中古も比較的安くなった |
Play Station Vita | 18,980円 | 10,000円~12,000円 | 2019年をもって全モデルの出荷が終わったため中古だと10,000円を切ることもある |
こう見ると、やはり据え置き型の価格は高い印象があります。とくにXboxに関しては中古でも50,000円近くするため、気軽に購入するのは難しいかもしれません。一方で、携帯型であれば気軽に手を出しやすい価格帯と言えるでしょう。
おすすめのゲーム機を紹介
ゲーム機の選び方、相場の価格が分かったところで、各ゲーム機の特徴とおすすめポイントを解説していきます。
Nintendo Switch
大人数で遊べるNintendo最新ハード!
昔から大人数で遊ぶことを重要視してきた任天堂の最新ハード「Nintendo Switch」です。Switch最大の特徴は、据え置き型にもなるし携帯型にもなる点です。テレビモードと携帯モードを切り替えるだけですので、大きな手間も必要ありません。ソフトも非常に多く、任天堂を昔から支えてきた名作シリーズもあれば、新規タイトルも積極的にリリースされています。定期的に行われる新作発表会「任天堂ダイレクト」は、多くのゲーマーを夢中にさせているほどです。Switchのモデルは主に3種類あります。通常版、有機EL版、コラボ版です。基本的には通常版で問題ありません。有機EL版は携帯モードメインでやる人、コラボ版はその作品が好きな人であれば購入を検討してみると良いでしょう。他のハードとの大きな違いは、新品と中古で余り価格が変わらない点です。そのため、新品購入を考えても良いでしょう。
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PlayStation5
ハイクオリティな画質と音質で名作を遊ぼう!
Play stationシリーズの最新ハードです。発売当時はコロナ禍だったこともあり、ほとんどの店舗で抽選方式による購入しかできないという状況になるなど、手に入れるのが困難でした。しかし、現在であれば普通に買えるようになっています。種類は2つあり、ディスクとダウンロード版で遊べる「通常版」、ダウンロード版のみしか遊べない「デジタル・エディション」です。通常版は60,000円くらいするため高く感じますが、ディスク派の人は選択肢は通常版となります。最大の特徴は、最新ハードならではの美麗なグラフィックと音質です。4K60fpsの解像度に対応していますので、ド派手なアクションゲームや、ゲーム中のムービーをじっくりと観たい人は感動するでしょう。まだ発売されて2年ほどしか経っていないため、PS5専用ソフトは少ないですが、PS4と互換性があるためPS4のソフトで遊ぶことも可能です。
PlayStation4
全世界で1億台以上売れた大人気ハード!
日本では2014年に発売された通称「PS4」です。発売から9年ほど経ちましたが、いまだに第一線で遊ばれている名機とも言えます。PS5やXboxと比較すると劣ってしまいますが、それでもグラフィックやBGMのレベルは高いです。現在主流となっているのは薄型の「PS4 Slim」と、性能を最大限まで上げた「PS4 Pro」の2種類です。Slimは薄型でどこでも置きやすく、価格も安いのが特徴です。Proは価格は高いものの、性能が高いためサクサクと動かせます。PS4のおすすめポイントは、現在でも多くのソフトがリリースされていることです。すでに4,000種以上のタイトルが出ています。価格帯が安いため、まずはPS4を購入してからPS5を検討するのもおすすめです。PS5はPS4と互換性があるため、遊べなくなるという心配もありません。ソロプレイ・通信プレイどちらにも秀でていますので、迷ったらPS4を検討してみましょう。
Xbox Series X
単純な性能だけなら圧倒的だがソフト数に難アリか!?
Microsoft社が製造している「Xboxシリーズ」の最新ハードです。4Kや8Kの解像度に対応し、プロセッサにはAMD社のCPU、GPUにはRDNA2を搭載するなど、ゲーミングPC並みの処理性能を実現しています。性能面・パフォーマンス面に関しては、現存するハードの中でも圧倒的No.1です。レベルの高いグラフィック、ストレスフリーなローディング時間など、プレイ環境に対するメリットはたくさんあります。そのため、全世界で1,700万台も売れるほどの人気を博しています。ただ、日本では、現状17万台しか売れていません。購入価格が50,000円以上というのも手を出しにくい原因でしょう。Xboxに対応したゲームがPS4/5と比較して少ないのも原因かもしれません。価格やソフトの種類よりも、とにかく高品質な環境でゲームがしたい人におすすめです。
Nintendo Switch Lite
安価でSwitchが欲しいなら非常におすすめ!
上記で解説したNintendo Switchから据え置き機能を外し、携帯型ゲーム機として特化させたハードです。画面とコントローラーが一体化していますが、Joy-Conを装着したSwitchと比較しても小さいため持ち運びがしやすくなっています。一時はコロナの影響で価格が暴騰していましたが、現在はほとんどの店舗・中古ショップで買えます。価格も中古であれば15,000円ほどで買えますので、据え置き型にこだわりがない人におすすめです。ただし、LiteにはJoy-Conがありません(別途購入は可能)。つまり、Joy-Conを使ったゲームであれば一部機能が使えないのです。またテレビに接続できないため、携帯モードに対応していないゲームでは遊べません。ソフト購入時には、プレイモードの確認を必ず行うようにしましょう。
PlayStation Vita
全モデルの出荷は終わったが、名作は意外とある!?
Sonyが出している携帯型ゲーム機です。PSPの後続機として作られており、携帯型ゲーム機の中では最高峰の性能を有しています。背面にマルチタッチパネルがあるなど、他の携帯型ゲーム機にはない機能も搭載されています。ただし、2019年で全モデルの出荷が終了してしまいました。つまり、現在PSVita専用ソフトの新作が出ることはありません。新品を見つけるのは難しいですが、中古であれば10,000円ほどで購入することも可能です。箱なしであれば、8,000円くらいで買えることもあるでしょう。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
40代~50代が楽しめる名作ゲームが満載!
ゲーム業界に大きな衝撃と功績を与えたのが、「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」です。発売されたのは1983年なので40年も経ってしまいましたが、当時夢中になった40代~50代も多いのではないでしょうか。そのようなファミコンが、2016年にコンパクトになってリメイクされました。本体自体が手のひらサイズになっており、コントローラーも持ちやすい大きさになっています。「アナログテレビモード」にすれば、当時の4:3画面モードも楽しめます。搭載ゲーム数は30タイトル以上で、「スーパーマリオブラザーズ」「アイスクライマー」「リンクの冒険」「メトロイド」など名作揃いです。ゲームの切り替えも簡単になっています。すでに生産自体は終了していますが、コスパも良いです。新品を探すのは難しいかもしれませんが、中古であれば見つかる可能性は十分にあるでしょう。
おわりに
まずは、自分が遊びたいソフトからゲーム機を選ぶのがおすすめです。いろいろなハードに対応している場合に限り、コスパ・性能面などから購入するものを考えてみましょう。もしやりたいソフトやジャンルが決まってなくて、「漠然とゲーム機を持っておきたい」と感じている人はPS4かNitendo Switchがおすすめです。対応ソフトも多いですし、クロスプレイに対応していることも多いからです。
まとめ
- 家にいることが多いなら据え置き型、移動が多いなら携帯型がおすすめ
- コスパ重視ならNiendo Switch Lite
- 総合的におすすめなのはPS4/Nitendo Switch
- クオリティ重視ならPS5/Xbox SeriesXがおすすめ